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今月のコラムです2006年9月のコラム

テーマは・・・

「どうしてしみるの?治療した歯」です。

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紀子様ご出産のニュースが朝から流れ一日が明るくすがすがしい気分で始まり、昼にはこの夏では一、二番の難関のインプラントオペも無事終わりほっと一息、9月6日水曜日の夜。
こんばんは院長の岸川です。

歯医者で虫歯の治療を受けて、詰め物やかぶせ物をしてもらったら、とたんにその歯がしみだした、ということはよく聞く話です。
予めしみることが予測・説明されていればいいのですが、そうでない場合は、“ここの歯医者下手クソ??”と不信・不安を覚えるのが一般的な患者心理ではないでしょうか。

 ・・・ということで、今月のテーマは“どうしてしみるの?治療した歯”です

「治療したのに歯がしみるのはなぜ?」と不安になる方がおられます。でも、どうぞ心配なさらないで下さい。

  むし歯菌に侵された歯は、むし歯が周りにひろがらないようにむし歯の黒い範囲を削り治療します。治療後の歯は、神経が近くなった分だけお口の中の刺激が神経にすぐ伝わります。これが、治療後歯がしみる理由です。

 ただし、これも『第二象牙質』ができればなくなります。歯は神経を守ろうとして、神経を囲むように新しい象牙質をつくります。これが第二象牙質です。できあがると刺激は神経に直接伝わらなくなり、しみなくなります。

 しみなくなるまでの期間は、歯の状態や人により違います。1〜2週間から半年ぐらいまで様々です。特別冷たいものや熱いものに気をつけていれば、そのうち自然にしみなくなりますし、レーザーや表面処理で短期にしみなくすることも可能です。新しい象牙質が出来るまで落ち着いて様子をみてください。

☆金属による治療は、しみやすくなる要素です

金属は熱を伝えやすい素材です。削ったあとに金属を詰めたりかぶせたりすると、神経に近づいたところに金属の熱を伝えやすい性質が加わり、「冷たい」「熱い」の刺激が歯の神経にさらに伝わりやすくなります。ところで、熱の伝わり方は金属によって異なります(熱伝導率の違い)。どうしても歯がしみてつらい方は遠慮なくお申し出ください。

☆なるべく削らない治療がベターです

PS・・・当院では、近年のなるべく削らない治療(ミニマムインターベンション)により、安心・安全な治療を提供することを心がけております。

 3Mix-MP法に関しましては、マスコミに幾度と取り上げられて、患者の皆さんは過剰に期待されているようですが、厚労省未承認薬ということもあり、私岸川は、3Mixは導入して10年位になりますが、現在、3Mix-MP含め積極的には使用しておりません。

その代わり、当院ではオゾン水によるむし歯菌の殺菌・消毒は3年前に巨費を投じて標準化しており(院内のオゾンエアーによる殺菌・消毒との同時導入は大阪府下では2番目、ちなみに1番目は国立大阪病院だそうです。)有効性は欧州先進国のデータが示すとおり安定したものです。(オゾンは、たくさん患者さんが来てくれたらいいな、と思って導入しておりますので、チャージは一切頂いておりません、ご安心下さい。)

 現在では、オゾンによる治療は3Mix-MP法に代わる安全で効果的な最新治療法という認識が大勢を占めております。

今月もたくさんの難症例の方が来ていただけるのを楽しみにしております。
では、また来月

 

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

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