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今月のコラムです2007年11月のコラム

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「アゴの病気、顎関節症」です。

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こんにちは、岸川です。

早速、今月のコラムいきますね。
今月のコラムは “アゴの病気、顎関節症”です。

 左右両方の耳の穴の前方1cm位のところに、それぞれ人差し指を添え、口を開けると、骨が動くのがお解り頂けるかと思います。
 そこが顎関節といわれるところで、口を開け閉めしたり前後左右に動かすと、その場で回転する動き(蝶番運動)と滑る動き(滑走運動)を感じて頂けるかと思います。人体では、唯一、左右で一対として動作する関節です。

 近年小中学生の運動能力が低下しているニュースが、流れておりますが、噛む力をあまり必要としない近年の食生活の影響で、顎の運動能力(顎の機能?)も言わずもがな、低下、退化の一途を辿っており、関節それ自体が、華奢で故障しやすくなってきているのも事実です。

 「食べるときアゴが痛い」「アゴが痛くて口が開かない」「アゴがギシギシ鳴る」、こんなことがありませんか?また、特別な原因もないのに頭痛や耳なり、肩こりなどの慢性症状がありませんか?
 これらの症状に心あたりのある人は「顎関節症」を疑ってみましょう。歯に関係する最近話題の病気です。

●うまく噛めない、発音がおかしい 

アゴの関節がズレると、そのズレは全身に影響します。負担が首から手足へとひろがるからです。代表的な症状が3つあります。

  • 大きく口を開けられない
  • 口を開けるとアゴが音をたてる
  • ものを噛むとアゴが痛い

アゴは前歯で1g、奥歯で5gの微妙な力に反応します。ちょっとした関節のズレが、わたしたちを毎日苦しめる原因になります。

●かみ合わせのズレは要注意

 かみ合わせがおかしいとアゴの骨やアゴの筋肉に異常な力がかかり、口を開けるとアゴの関節がカクカクと音をたてたりします。ときには口を開けられないほどの激しい痛みが起きることもあります。これが顎関節症(がくかんせつしょう)です。
 歯の病気はむし歯や歯周病だけではありません。歯や口に関係した筋肉や神経、関節などの問題から起こる病気もあります。
 食事はよく噛んで自然な物を食べ、いつも歯や口の状態が健康であるように定期検診を受け、噛み合わせにも注意しましょう。

●アゴだけでなく身体のあちこちに症状が現れます。

 『顎関節症』(がくかんせつしょう)は、アゴを動かしたときアゴの周囲に痛みなどの不愉快な症状があらわれる病気です。原因は、食生活の劣悪化に伴う関節組織自身の劣化、噛み癖・ストレス・不正咬合などによるかみ合わせのズレです。ただしあらわれる症状が、肩凝り・耳鳴り・頭痛・手足のしびれ・めまいといった他の病気が疑われる症状と同じところに、この病気の診断の難しさがあります。

 下のチェックリストで4個以上チェックのある方は要注意!顎関節症を疑い、なるべく早く受診して下さい。

 

 先月は、神経が擦り減る思いがするような難しい症例が続きましたが、今月もすべてにハナまるが頂けますようキバッテいきたいと思います。

ではまた来月。

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

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