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「救世主UはAUGE(オージェ)??」です。

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こんにちは、岸川です。

先週、現在最も優れている最新鋭歯科用CTを導入致しました。(値段は優れていませんが??)
ということで今月のお題は“救世主UはAUGE(オージェ)??”です。

■最新鋭歯科用3D・CT「AUGE」について

歯科用CT「AUGE」(オージェ)は、画像診断における多彩なニーズに対応するために、撮影モードをカスタマイズできる新発想のアーム型X線CT診断装置です。
「AUGE」はドイツ語で「目」という意味です。
この「AUGE」(オージェ)を開発した(株)朝日レントゲン工業は、国産レントゲンで被曝線量が少なく高精細画質を武器に歯科用レントゲンの分野でシェア50%を誇ります。歯科用CTに関しても早くから研究開発に取り組み、近年では堺市重度障害者センターに導入されたモンスターCT機「Alphard」(アルファード)はじめ「PSR9000N」や「Alioth」など純国産製の高性能で高精細画質の歯科用CT装置を開発してきました。そして2009年4月、これらの歯科用CTを開発した最先端技術を集約し“いいとこ取り”して生まれたのが、「AUGE」(オージェ)です。

 

■「AUGE」の優れた特徴

・高精細画質

朝日レントゲン工業のレントゲンは優れた画質で、大学病院や総合病院に数多く導入されています。そして、「Alphard」(アルファード)、「PSR9000N」や「Alioth」などの人気高性能CT機を世に送り出し、その開発で培った最先端技術はこのAUGEに見事に集約されており、歯科領域で求められる高細画質を可能にしています。
通常の歯科CTは画像スライス幅が0.5〜1ミリスライスの画像で構成しています。
しかしこれでは口腔内の歯の形態や歯根の状態を観察するには、精度が低すぎます。
新しく開発された歯科用CT「AUGE」では、画像のスライス幅は0.1ミリで構成しています。
そのため、非常に精度の高い検査がおこなえるのです。

・多彩な撮影モード

CTモードのほかにもパノラマ、セファロ、上顎洞、顎関節の撮影ができ、インプラント、虫歯治療、矯正治療、顎関節症等、幅広い症例をAUGE1台で診断することが可能です。
(株)ヨシダのCT・ファインキューブも画像・ソフトとも優れており提示価格も非常に魅力的で最後まで候補に挙がっておりましたが、結局以上の点が備わっていなかった為導入には至りませんでした。
(株)モリタの3DXはソフトがまだまだ発展途上で以上の点も備わっておらず・・・。

ヨシダもモリタもガンバレー。

・金属による画質の低下を軽減

従来の外国製歯科CTではCT撮影時の回転が180°〜210°程度のため口腔内に金属の冠や詰め物が入っている部分はアーチファクトと呼ばれる障害で十分な画像をとることができないことがありました。最新鋭の歯科用CT「AUGEオージェ」では、金属によるアーチファクトを低減するために360°回転するCT撮影方式を採用しています。それにより、アーチファクトによる画像のぼやけをおさえて、高精細なCT画像を得ることができます。

(株)GCのCT・PLANMECA ProMax3Dはフィンランド製でソフトはフランス人が開発しているそうですがまだまだ発展途上で以上の点以下の点とも備わっておらず・・・。

・広範囲撮影モード、選べる撮影範囲

インプラント、歯周病、全顎的な診断で用いる広範囲撮影モード「インプラントモード」のほかに、ボクセルサイズが0.1mmで高精細に一部分を撮影できるデンタルモードがあります。

・診断したい部位を確実に撮影することができる「予備撮影機能」

歯科用CTは口腔内を高い精度で診断するための撮影装置ですが、患者様はそのために放射線を被曝しなくてはいけません。現在、最新の歯科CTの被曝量は医科用の10分の1ともいわれており、安全性は高いですが撮影範囲の狭い安価な機種や画質の悪いアジア製歯科CTなどでは、失敗によるCTの再撮影もしばしばおこなわれています。患者様に放射線を被曝されるCT撮影に再撮影は絶対にあってはいけません!最新鋭歯科用CT「AUGEオージェ」では予備撮影機能により撮影範囲を画像で確認することができ、パソコン上で撮影範囲を修正することができます。そのため、診断を行いたい部位を正確にとらえて撮影することができます。なので、再撮影ということはありません。

・CT撮影時の頭部固定

近年の歯科用CTは医科用CTに比べてかなり高精細な画像をえることができます。0.1ミリという非常に小さいボクセルサイズ画像をつくるため、撮影時に患者様の頭をしっかり固定できる歯科CTでないと、撮影中に患者様がわずかに動くだけでも画像がぶれてしまいます。特に根管治療の診断などは歯の内部の細くて小さい神経を検査するので、わずかな画像のブレが影響してしまいます。朝日レントゲン工業製のAUGE(オージェ)では、いままで培った歯科CTの技術を生かして撮影時に患者さまの頭部が動かないように確実に固定できるように位置付けができ、根管内部の詳細な診査を可能にしています。

・患者様にやさしいフリースペース設計

撮影時患者様の位置は大きなフリースペースがありますので、圧迫感なくリラックスして撮影することができます。さらに、体の不自由な方でも車いすのままでCTを撮影することができ、患者様にやさしい設計となっております。
国内では様々な機種の歯科CTが販売されており当院の歯科CTの半分以下の低価格海外製歯科CTも出回っているのが現状です、いくつか拝見致しましたが現状では使えるような代物は御座いませんでした。

当院の歯科CT導入は、「より精度の高い診断」と「より安全確実な治療」が目的のため、その目的にあう最新鋭で高性能な歯科CTを今回導入することに致しました。

費用は以下とさせていただきます。
当院でインプラント治療を受けられる場合は無料ということになります。

*CT撮影料   1回 ¥10,500[税込]
インプラント治療を受けられる場合は、治療代からCT代(¥10,500)を値引かせて頂きます。

■他医院様撮影依頼方法

撮影のご予約は、直接お電話いただくかメールにてお申し込みが可能です。
撮影モードは、上下顎を広く撮影できるφ79mm×H71mmのIモードとφ51mm×H51mmのエリアをボクセルサイズ0.1mmで高精細に撮影できるDモードがあります。
撮影後のお帰りの際に3DデータビュワーソフトをDVD−Rに焼いてお渡し致します。
このビュワーソフトは、WindowsXP、WindowsVista、Windows7で動作しますので、そのまま3D映像がご覧頂けます。
また、中のデータはDICOM形式ですので、お使いのシミュレーションソフトに読み込んでご利用頂くこともできます。
 返信には2〜3日かかる場合が御座いますので、お急ぎの場合はお手数ですが、お電話にて宜しくお願い致します。

 

今月も、なんとかしたいと考えている難症例の方たくさんお待ちしております。
では、また来月。

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

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