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■今月のコラム
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テーマは・・・「元気の素=ヨダレ・ツバ・だ液」です。 |
こんにちは、岸川です。先月は、たくさんの歯科衛生士の応募有難うございました。お蔭様で、満足のいく補強が出来ました。 早速ですが、今月のコラムは “元気の素=ヨダレ・ツバ・だ液”です 消化を助けるだけでなく、若さも保ちます! 私たちが生きていくために必要な栄養素は、食べ物から摂取しています。食べ物は、ただ口からとればいいのではなく、細かく噛み砕かれ、消化酵素と混ぜ合わさって、栄養素が消化吸収されるようにしなければいけません。そのために必要なのが「だ液」です。 ■食べ物を消化する消化酵素 だ液に含まれる消化酵素には、食べ物を消化するはたらきがあります。たとえば、アミラーゼは、でんぷんを消化し、麦芽糖に変え、血液中の血糖値を速く高めるので、食べ過ぎの防止に役立っています。(役立っている人もいます、が正解かも。) ■口の粘膜を守るムロチン ムロチンは食べ物を滑らかにしたり、ねばり気を出して口の中の粘膜や舌が傷つかないようにしています。(入れ歯の吸着・安定には必要不可欠です。) ■老化を防ぐパロチン だ液腺ホルモンであるパロチンは、骨や筋肉などを丈夫にして老化を防ぎます。このホルモンは耳下腺から分泌され、血色のいい顔、肌の張りをもたらし、若さを保つのに大切なはたらきをしています。(耳の前辺りを適度に刺激すると、若返るかも。) ■がんも防ぐだ液 さらに、リゾチーム、ラクトフェリンなどは、口の中で細菌が繁殖するのを防ぎ、ペルオキシターゼは発がん性が指摘される活性酵素を分解する働きがあるといわれています。 だ液は口の中の乾燥を防ぎ、口の中を清潔にするはたらきをもっているので、だ液の分泌が少なくなると、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。(ヨダレの多い子供は、元気っていうでしょ。ツバ飛ばしながらしゃべる年寄りも元気でしょ。) よく噛むことは、だ液の分泌を促し、さらにだ液がさまざまな効果をうみだしているのです。ストレスが原因でだ液の分泌が減ることもあります。食事のときはよく噛んで、イタリア人を見習って、ゆったりと時間をかけて楽しみたいですね。 PS・・・ 今月で、当院最年長、御歳七十七歳・喜寿のスタッフ・浅尾さんが退職します。 先代の山上一郎先生のときから勤続30年以上のベテランで、私は16年間お世話になりました。最近、肋間神経痛がひどく手が動かし辛いのと、元気なうちに好きな旅行にたくさん行きたいので、そろそろ後進に道を譲りたい、との申し出に、とても寂しいですが、承諾させていただきました。 診療アシストや器具の滅菌のみならず、ワープロの字が嫌いな私のわがままで、十数年間、お盆や年末年始の休診のお知らせを筆で書いて頂いたり、患者さんの顔にするタオルをたくさん手縫いして頂いたり、それに毎日ポプリで臭い付けして頂いたり、平成7年の鳳の診療所のたちあげの時には、連日応援のスタッフを泊めて頂いたり、毎年のように、自家製のおいしい梅干しや、実家からのおいしいりんごを頂いたり、悩み多い若手スタッフ達の相談に乗って頂いたり・・・今日まで、本当にたくさん与えていただきました。 今月よりドクター他3名のスタッフが加わりました、安心の積み重ねが信頼となり、信頼の積み重ねが尊敬となります、患者さんから尊敬される医療人となれるよう皆で精進していきたいと思います、宜しくお願い致します。
ではまた来月。
岸川歯科 院長 岸川 裕 |
岸川歯科 鳳診療所 大阪府堺市西区鳳東町4-308-1
TEL/FAX:072-272-0796