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■今月のコラム
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テーマは・・・「最近の審美歯科って??」です。 |
こんにちは、岸川です 今日、先月“ヤッタ!”って言って頂いて、私自身も“ヤッタ!なんか言われたら、こっちも嬉しいわ”と喜んだ患者さんの歯が綺麗に入りましたので、お題は強引にも、“審美歯科”でいきたいと思います。 まず症例報告です。
確かに、差し歯ごと根っこが折れており、抜歯は避けれそうにありませんでした。(写真2)
抜歯即時インプラントや骨造成を強引にする先生もいるでしょうが、私が安全で安心と判断して説明して、患者さんに選んで頂いたのは、矯正装置付の仮歯を用いて数ヶ月じっくり時間をかけてゴムの力で歯根を引っ張りあげ(写真4)、根っこを引っぱると周りの骨もくっついて盛り上がってくるので、患者さん自身の再生能力を利用し、歯茎・歯槽骨を盛り上げながら、抜歯する方法でした(写真5)。またブリッジかインプラントかに関しましては、隣の歯が天然歯であればインプラントを勧めたでしょうが、変色したプラスチックの差し歯が入っており、一緒に綺麗にしたいと希望されておりましたから、バランス的にブリッジで十分で、特にインプラントは必要ないと考えます、と説明致しました。
ジルコニアの純度100%で、これまでのよく欠けて問題の多かったアルミナのオールセラミックスや、同じジルコニアでも純度が劣っていたり、精度の悪いCAD-CAM(コンピューターが模型を読み取り作製)のものとは一線を画し、歯茎との親和性、審美性、強度、どれをとっても信頼度はバツグンです。ただ高価な技工装置が必要でして、セラミックス供給がウルトラC級でしかもオーナーがええモン好き、ほんまモン好きのスーパーな技工所でしか導入されておりませんので、特に稀少です。 PS.ジルコニアは宝飾業界ではダイヤモンドの代用石として使われます。 ジルコニアの純度100%のオールセラミックスは金属アレルギーでお悩みの患者さま、メタルフリーを希望される患者さまには最適な治療法です。粉末は皮膚炎などの治療薬や化粧品にも用いられる安全な材料です。 ではまた来月。
岸川歯科 院長 岸川 裕 |
岸川歯科 鳳診療所 大阪府堺市西区鳳東町4-308-1
TEL/FAX:072-272-0796