■今月のコラム　

2010年3月のコラム

テーマは・・・

「ビフォー・アフター症例写真集　全部の歯」です。

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こんにちは、岸川です。

今月は上下全部の歯を治療したものを紹介したいと思います。

1例目　○○○子さん　3○歳女性
写真A1、A2 が初診時レントゲンと口腔内写真。
インターネットを見て当院を選ばれたらしく、左のみでしか噛めないので両方で噛めるようになりたいのと審美面を改善したい主訴で来院されました。あわせて、インプラントについてメリット・デメリットを知りたい、費用も知りたいとのことでした。

子供2人を御主人に預けて来院するためできるだけ短時間・短期間でということで、6本の抜歯・4本のインプラント・全体の根管治療・右の顎関節の擦り減りを考慮した噛み合わせを有するセラミックのかぶせまで2ヶ月半でA3、A4の状態に落ち着けました。A5（術前）→A6（術後）、A7（術前）→A8（術後）は側面観です。いかがでしょうか。

2例目　○尾○○○さん　5○歳女性
写真B1、B2が初診時レントゲンと口腔内写真。
10数年前に当院で総インプラントをされた義理のお姉さんに紹介され、“右上の歯がグラグラでよく腫れるので抜歯して上下両奥の歯が抜けているところもあわせてどうにかして欲しい”という主訴で来院されました。

上顎は埋伏している親知らず含め9本抜歯し10本インプラント、下顎は1本抜歯し両奥へ４本インプラントB3、B4の状態に落ち着けました。B5（術前）→B6（術後）、B7（術然）→B8（術後）は上下側面観です。いかがでしょうか。

今月も、なんとかしたいと考えている難症例の方たくさんお待ちしております。
では、また来月。

PS　正月明け、2007年4月に75歳で当院を勇退された浅尾さんがお亡くなりになられました。
現役時代は私の御意見番としてまた良き理解者として、退職後もお盆や年末年始の休診のお知らせは御好意により筆を執って頂いておりました。
昨年春、膝の調子が思わしくなく、血管のバイパス手術を受けるにあたって手術同意書の保証人欄に是非署名して欲しいと私のところへ同意書を持ってこられ、そこへ署名し続柄欄に息子と書かせて頂いたら“100人力やわ、これで安心して手術を受けられるわ”って喜んで頂き、無事手術が成功理に終わり“すごく歩けるようになったよ”って報告を受けて一緒に喜んで半年後、年末から肺炎をこじらせ正月明け早々帰らぬ人となってしまいました、結局年末お見舞いに行った際集中治療室から送管した状態で手を振って大丈夫とアピールしてくれたのが最後の姿となりました。
“がんばろねー”と、いつも元気で前向きで笑顔で、どれほど若いスタッフ達から慕われていたか・・・とても残念でなりません。
心より御冥福をお祈り申し上げます。

岸川歯科　院長　岸川　裕