9月の初旬、笑顔のすてきな韓流スターPさんの来日にちなんで・・・
一般人も、歯医者も、その人の口元が美しく見えるかそうでないか、知的に見えるかそうでないかはひと目見ればわかることです。
しかし、どこをどう直せば美しくなるか・・・これは、一般の人も、多方の歯医者も「歯を白くすれば!!」という答えがまず第一に返ってくる以外は、具体的には思い浮かばないと思います。
今回はそこから一歩踏み込んだ話を3つだけしてみますね。
まず1点目!
ゴールデンプロポーション(黄金比)という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますがどうでしょう。
葉書や国旗は、タテ・ヨコの比率が「1:√2(1.414)」で、この比は二つ折りや四つ折りにしても形が変らないことから、洋紙の規格としても採用されており、誰が見てもバランスが良く、落ち着いていて心地よく感じることから”大和比”とも呼ばれています。
歯科の分野には、1:1.618という黄金比があります。最もポピュラーなものを示してみます。
それではみなさん、鏡を見てニッとしてみて下さい。(美しい方はそのままで、そうでない方もそのままで)
犬歯から犬歯の6本の上前歯に注目してみて下さい。1番前の歯の幅の約60%が、2番目の歯の幅になっていますか?2番目の歯の幅の約60%が3番目の歯(犬歯)の幅になっていますか?あくまでも正面観での話ですよ。
1番目の歯と2番目の歯が同じ幅とか、2番目の歯より3番目の歯の方が幅が大きいとかでは、黄金比が逆転しているので、誰が見てもバランスが悪く美しくはありません。
○あなたは黄金比が保たれていますか?
次に2点目!!
スマイルラインというものがあります。
これは上顎6前歯の切端を連なった仮想線で、これが下唇の内側のラインと平行なカーブを描いていると、あなたは笑顔美人ということになります。
そして最後に3点目!
もう1つガムラインというものもあります。
上前歯と歯ぐきの境目の線のことで、これが口を軽く開けた時に上唇の下のラインと一致していると、あなたは知的美人ということになります。
以上の3点が現代における美しい口元を決めると、時代をリードする一部の歯医者が考えている基準です。
あなたの周囲の人たちを是非観察してみて下さい。
美しい口元の人は、白い歯以外にも以上3点クリアーしているでしょ?
また、笑顔のすてきな韓流スターのPさんの今昔を比べると理解がより深まると思いますよ。
PS-白く美しい歯は、健康で楽しい日々のための、第一歩なので、積極的に関心を持って頂くのは大いに結構ですし、あなた自身の美人度アップの足しになれば幸いです。
審美歯科の領域は、インプラントの領域と同じく、近年どんどん新しいことが発表されておりますが、新しい方法が良いかどうか、有益有効であるかどうか、結果が出るのは少なくとも、数年後です。
そこらへんもよく踏まえて、いくつかの治療方針をご説明いたしますので、ご自分で一番受け入れやすい方法を選択されれば良いと考えます。
では、また来月・・
岸川歯科 院長 岸川 裕 |