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今月のコラムです2005年6月のコラム

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    "歯医者が感じる骨粗鬆症"です。

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■歯医者が感じる骨粗鬆症

骨粗鬆症は、英語でosteoporosis(オステオポロシス)といいます。

osteoporosis(オステオポロシス)・・・これは、osteo(オステオ)とporous(ポーラス)という言葉の合成です。osteoは「骨」、porousは「多孔性(あな)」を示しています。

 つまり、骨に孔(あな)があき、骨の密度が低下し、骨が弱く折れやすくなることを言います。以前は高齢者に多くみられた症状でしたが、最近ではダイエットによる「骨密度」の低下や、若い人たちの食生活の変化により、若い人たちの中にもみられるようになってきました。

 当院では、インプラントをするときに、骨を削る時の手ごたえで、その方の骨質を“やや疎”とか“かなり疎”とかをカルテに記載していますが、上あごの骨では10人中5人は、スカスカ気味で“やや疎”、10人中3人は、かなりスカスカで麻酔の針が抵抗なく骨に1〜2cm入っていくという“かなり疎”に分類され、まともに手ごたえのあるのは10人中わずか2人止まりという状況です。“かなり疎”の人たちには、頭痛、肩こり、腰痛のひどいケースが必ずといってもよいほどみられます。

■ 骨がこけたら歯もこける

一見、歯と骨は関係ないように思いがちですが、歯を支えているのはアゴの骨なのです。

 アゴの骨がもろくなってくると歯自体にも影響がでてきます。例えばかみ合わせが悪くなったりします。

■ 食事はバランス良く よく噛んで

骨を丈夫にするには、カルシウムの摂取が大事です。しかし、最近の子どもや若者たちの嗜好は、カルシウムを多く含んでいる牛乳、小魚、大豆製品、野菜などより、スナック菓子やインスタント食品に移行しています。

 また、ビタミン剤やカルシウム入りドリンク等で補おうとする傾向がありますが、栄養はあくまでもバランスの良い食事を摂ることから始まります。歯ごたえのあるものをよく噛んで食べて、アゴの骨と筋肉を鍛えましょう。

今回の題材提供は当院健康アドバイザー石井見佳さんです。

それでは、また来月もお楽しみに!

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

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