■あなたの息は大丈夫? 歯周病・口臭

■あなたの息は大丈夫? 口臭・歯周病メニュー

 

口臭

自分の息に自信のない方、多いでしょう?

口臭、百年の恋もさめますよね! では、何が臭うのか?

そのほとんどが口の中の細菌の産生する硫黄ガスの臭いです。

  • 舌の表面が白く覆われた舌苔は、乳頭の肥厚や細菌およびその代謝産物から成っており、口の中を清潔にしない人や、胃腸が悪い人によく見られます。
    口の中の細菌の大部分は舌の上に生息しております。だから口臭の元は舌にあり、と考えて下さい。

ここで口臭の気になる方は考えると思います。

口の中で細菌が増えます、臭いです、どうしたらいいと思いますか?歯ブラシに歯磨き粉つけて舌こすりますか?

しかし、なぜ今の時代になって、口臭のことが、よく言われるようになったのでしょうか?
昔の人より口の中の手入れが悪くなったからでしょうか?

細菌が進化したからでしょうか?そしてそれらがより臭いガスを出すことが出来るようになったからでしょうか?

いや、口臭の原因は、それよりも人間様の免疫力が、弱ってきたと考える方が自然だと思います。

代表的なものがドライマウスです。口腔乾燥症ともいわれ口の中や喉の渇きを主訴とする症状が現れます。眼に現れるドライアイ同様、徐々に注目され始めています。ドライマウスの人口が増加している背景には、現代人に多いストレス、ほとんど噛まなくても飲み込める食べ物、そしてツバが出る前に食べ終わらなければならない?時間に追われた現代人の食事事情・・・ツバを出す間もないし、唾液腺もツバを作る時間もない、といったところでしょうか。

唾液の分泌量が低下すると、自浄作用、殺菌作用、免疫力が低下します。そうなると細菌の増殖、繁殖が始まります。大体1個の細菌が倍々に増殖して、1日で1億個というとんでもない数になります。実際の生活では舌粘膜にも免疫力があるので、そこまで増えないにしても舌の上は細菌だらけですよ。それら細菌が出す硫黄ガスの量、半端でないと思いませんか。

粘膜自身の免疫力、これも現代人は怪しいです。

今あなたの周りに、アレルギー体質の人どれ程いますか?

アトピーやアレルギーで炎症を起こした口腔粘膜、しかも口呼吸で唾液も枯れ気味。 

果たして細菌の増殖を抑えきれるでしょうか? 答えはノーでしょう。

それより舌は、見えている部分・磨ける部分は舌全体の前三分の一程度で、ノドの奥のほうに残り三分の二が存在します。舌は擦れるとすぐ傷つきますし「がん化」することもよくあります。舌をブラシで磨いて次の日ヒリヒリ痛んだ経験はみなさんあると思います。味覚細胞を傷つけ「癌」になるリスクを冒してまで前三分の一だけを舌ブラシで磨いても根本的な解決にはなりません。

口臭を治すには、

■唾液や粘膜が正常に機能すれば良いわけです。
■要は体が健康であれば良いわけです。

では、どういった状態が健康なのでしょうか?

例えば、スーパーで1パック100円で売っている卵、それを生むニワトリは本質的に健康でしょうか?

身動きひとつ取れない小屋の中で、来る日も来る日も薬漬けの人工飼料と水を与えられ、免疫力が低下しどんな病気にでも罹りそうなニワトリ。
そのニワトリと現代日本人 どこかかぶる気がするのは私だけでしょうか?

交通手段が発達しみんながみんな運動不足で、ファーストフードを平気で食べ続け、しかもろくに睡眠・休養もとらずストレスためて不規則な生活を続ける現代日本人。
「免疫力が大丈夫であるはずがない」と考えるのは私だけでしょうか?

こういった毎日毎日の生活習慣から生じる病気を生活習慣病といい、歯科では歯周病がこれにあたり口臭もかなりの部分があてはまると私は考えております。

口臭はあなたの生活習慣への警笛と考えるのが自然ではないでしょうか。
あなたの生活習慣は大丈夫でしょうか?

口臭は正しい知識を持って行動することで治るものです。
がんばりましょう!

“口臭が気になる”と言って当院に来院される方を、ハリメーター(口臭測定器:口腔内揮発性硫黄ガス測定器)で測定しても二人に一人は正常値です。いわゆる自臭症の人達です。これは鼻の近くのにおいが自己認識できないことに起因しております。

一方で、明らかに他人に害を及ぼす口臭があるのに,気づいてなく病院に来ない人がたくさんいるのも事実です。人の嗅覚は順応しやすく、自分の匂いにはすぐに慣れて感じなくなってしまうことに起因しております。キムチをみんなで食べるとお互い臭くないでしょ、それです。
それゆえに、口臭治療は、においの「質」と「強さ」を正確に、客観的に評価することから始まります。

当院では口臭原因物質の測定及び口腔健康診査により一人一人の口臭をあらゆる角度から検証し、

・根治療法は生活改善・アレルゲン除去・プラークコントロール

・対症療法はカテキン摂取・ビタミンB投与

と位置付け治癒・改善に努めております。

*どうぞお気軽に御相談下さい。

 

口臭Q&A

Q1: 口臭の原因を教えてください
A1:

様々な原因が考えられます。
ドライマウス、歯周病、虫歯、胃腸障害などがあります。

  • ドライマウスとは口腔乾燥症ともいわれ口の中や喉の渇きを主訴とする症状が現れます。眼に現れる乾燥症のドライアイ同様徐々に注目され始めています。ドライマウスの人口が増加している背景には現代人に多いストレスが指摘されております。
    唾液の分泌量が低下すると、殺菌作用、免疫力が低下します。そうなると細菌の増殖、繁殖が始まります。大体1個の細菌が倍々に増殖して1日で1億個というとんでもない数になります。実際の生活では舌粘膜自身の免疫力等にもよりそこまでは増えないですが。
Q2: 朝起きたとき、口臭がします。
A2:

生理的口臭とは、夜寝ているときに唾液の分泌がほとんどなくなるため細菌が繁殖し、臭いとなって現れる現象で異常ではありません。また食後の口臭は、しっかりとブラッシングをすれば予防できます。
甘い物を食べたとき、缶コーヒーを飲んだときなどにも同様なことがいえます。あまり気にする必要はないと思います。

Q3: 口臭の測定方法は?
A3:

当院ではハリメーター(口腔内揮発性硫黄ガス測定器)を用いて10億分の1単位(ppb)で口臭測定をおこなっています。正確に測定をしたい方にお勧めしています。

Q4: お酒を飲んだときに口臭がします。
A4:

アルコールにより体内が一時的に脱水症状を起こしたためです。
飲酒後の臭いは殆どがアルコールや分解中のアルデヒドによるもので血流にのって肺や粘膜から臭いとなって出てきます。皮膚からも蒸気となって出てくるため口臭ばかりでなく体臭の原因にもなります。
また、アルコールは利尿作用があるため脱水症状を起こしやすくなります。脱水症状になると、おきているときでも唾液の分泌が抑制され、粘液製の唾液(ネバネバの唾液)になります。
唾液量が低下しネバネバすると、唾液による殺菌作用、自浄作用が低下します。よって、寝ているときには唾液がほとんど出なくなり、細菌の温床となります。
予防策としてお酒を飲んだときには飲んだ量の倍以上は水分の補給をして脱水症状を防止するとよいでしょう。気になるようであればお酒は控えましょう。

Q5: 胃腸、鼻に異常がありませんが、口臭がすると言われます。
A5:

歯周病、虫歯、舌苔などが考えられます。
歯周病の原因は、歯垢や、歯石です。
これらは細菌の固まりで、放置しておくと細菌が繁殖した硫化物を生成します。虫歯の場合には、食べ物が歯の中に溜まり腐敗するため口臭となります。舌表面の白い舌苔も、歯垢歯石と同様に細菌の固まりで硫化物を生成します。
また、唾液の量と質によることも考えられます。
唾液は、若い年代ほど多く流れの良いしょう液性で、加齢とともに少なく流れの悪い粘液性の唾液(ネバネバした唾液)となります。このような症状をドライマウスともいい、年齢や性別に関係なく唾液分泌量の低下や粘液性(ネバネバ)の唾液になることがあります。
唾液がネバネバすると食物残渣の流れが悪くなり、その結果、歯周病、虫歯結果として口臭になりやすくなります。最近の研究では現代生活が及ぼすストレス・緊張・食生活・薬物なども大きく関与していることが分かっています。

Q6: 口臭の予防方法を教えてください。
A6:

体質改善をする。アレルゲンを除去する。ブラッシングをする。うがいをする。ガムを噛むなどがあります。

Q7: 色々と検査をしても異常なし。それでも口臭が気になります。
A7:

自臭症、または思い込みかもしれません。
自臭症とは、自分で感じる口臭のことですが、しばしば口腔心身症とよばれることもあります。強いストレスで「口臭がする」と自己暗示のように思い込んでしまうことです。測定器などで客観的に測定する必要となります。

▼口腔心身症タイプの例
仕事や環境の変化でストレスが溜まった人や
神経質の人、緊張状態の人などに見られます。
例えば、
家族、友人に口が臭いと言われた。
話し相手の人が手で鼻を覆った。
このようなことだけで、思い込んでしまう人のことです。

▼対策
口腔心身症に陥る前にできること。
家に閉じこもりがちの人やデスクワークをする人は、ストレスがたまりますよね!積極的にスポーツや外出をして気分転換しましょう。

Q8: タバコをよく吸いますが口臭と関係がありますか?
A8:

大いに、関係があります!!

歯ぐきにニコチン、タールが作用し血管を収縮させます。よって、歯ぐきの血行が悪くなり、歯周病を悪化させることになります。更に唾液の分泌量も低下させるため、唾液の自浄作用、殺菌作用が無くなり、結果として口臭がするようになります。

Q9: 口臭治療と期間、治療費
A9:

-歯科治療からカウンセリングまで-
主な原因として挙げられるのは歯科的問題点です。特に、虫歯、歯周病や、古くなった金属冠やプラスチックなどの口の中の原因が関与していることが、多々あります。その他にもドライマウスやストレス緊張によって口臭が発生し、自臭症になることがあります。心が健康であれば原因を除去して治すことが出来ます。

※口臭自体は病気ではないため、口臭治療を保険適応外で対応している医療機関が増加しているようですが、当院ではハリメーターを用いての診断やカウンセリング料は特に頂いておらず、保険で対応しております。お気軽に御相談下さい。

 

歯周病

歯周病は徐々に歯がグラグラしてきて遂には歯が抜け落ちてしまう病気です。

歯を支えている骨や歯肉が細菌に感染して起こります。
この病気の厄介なところは、かなり進行するまで自覚症状がなく、自分で気がつかないうちにひどくなってしまうということと、失われてしまった骨は殆ど元に戻らないということです。
歯周病は糖尿病や肥満などとともに日頃の生活習慣が病気を進行させるため厚生労働省は生活習慣病に指定しております。
虫歯や噛み合わせ、歯ぎしりやくいしばりといったことも歯周病を大きく進行させる原因になるので、歯周病の治療には総合的な対応が必要となってきます。

  • 歯磨きで歯ぐきから出血する
  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきが膿んでいる
  • 歯がグラグラ揺れている
  • 歯と歯の隙間が空いてきた
  • 歯がのびた気がする(歯ぐきがやせた)

 等々症状のある方は早めの受診をおススメします。


 

医療法人 岸川歯科 大阪府堺市堺区一条通17-18
TEL:072-221-0506 FAX:072-222-7282

岸川歯科 鳳診療所 大阪府堺市西区鳳東町4-308-1
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