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■今月のコラム
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テーマは・・・「乳歯にムシ歯が多いと、永久歯でも多くなる?」です。 |
| 新年明けましておめでとうございます。院長の岸川です。 今月のコラムは・・・「乳歯にムシ歯が多いと、永久歯でも多くなる?」です。 答えはYesでしょうか?Noでしょうか?・・・ この問題は歯科治療というものを考えるうえで重要なことですから少し時間をさしあげます!(60秒ほどですが) ★「乳歯はムシ歯になっても、永久歯は萌え代わるから関係ない」 この2つ位が多数のお答えでしょう! 3歳で乳歯に9本以上のムシ歯のある子を追跡すると、10年後(中学1年生)の時には、永久歯のムシ歯は平均約7本。一方、乳歯でムシ歯のない子は、10年後約3本。 ●答えは・・・Yesです。 理由は、「ムシ歯ができる環境」を考えれば簡単です。 乳幼児期に、オヤツをダラダラ与えてハミガキもしない口の中の環境、そのままの生活習慣で歯の治療をしても、又、その後、歯が萌え代わっても、最終的に口の中の環境が変わっていないとムシ歯になります。 よくお母さん方から、「私の歯がわるいから、子供の歯もわるい」と定番の意見を耳にします。 "母子で同じようにオヤツをダラダラ食べて、歯もロクに磨かない環境を続けているから!"という意味なら正解です。(キツイ口調ですが、大事な時期なので) それでは、乳歯でムシ歯が多いと、いくら治療しても健康な永久歯を得ることはできないのでしょうか? 治療が終わってからも、定期的にハミガキ指導やフッ素処理、オヤツの注意を受け続けて10年経つと、乳歯でムシ歯が多く、永久歯7本がムシ歯に侵されているはずの子供たち・・・これがなんと10年後には平均1.5本にとどまっています。(7、8年前の岡山大学歯学部データ。母体数800例) ★どうですか、ムシ歯は遺伝よりむしろ環境でしょ。 今年も、みなさんにどう説明すれば気付いてもらえ、自発的に予防に取り組んで頂けるか、スタッフともども手をかえ品を変え、みなさんの心を変えていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 PS-昨年は、週に何人かはホームページを見てインプラント相談で来院されております。こちらがビックリするくらいホームページのすみからすみまで読んでこられる方が多いのも事実です。 その為症例数も一昨年より20%増となりました。(土地柄でしょうか、まだまだ口コミでの紹介が圧倒的に多いですが) インプラントを受けるにあたって、 今年も、ホンマモンだけを追求するスタンスで、精進したいと思います。難症例どしどしお待ちしております。 岸川歯科 院長 岸川 裕 |
岸川歯科 鳳診療所 大阪府堺市西区鳳東町4-308-1
TEL/FAX:072-272-0796