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今月のコラムです2006年8月のコラム

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「審美歯科って???」です。

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こんにちは院長の岸川です

“審美歯科”という言葉自体はかなりポピュラーにはなっていますが、言葉だけが独り歩きしているようで、歯の色が黒ずんでいる、歯並びが悪い、口が臭う、歯グキの色が悪いなど、まだまだ口もとコンプレックスでお悩みの方が多いのが現状ではないでしょうか。

 ・・・ということで今月のコラムは“審美歯科って???”です。

顎顔面形態(顔と顎の形)の違いでいうと、日本人はモンゴロイドに属し、頭蓋の横幅が大きく奥行きが少ない形で、中下顔面(鼻のあたり)の発育が強くありません。

簡単に言えば、顔の奥行きの余裕が少ないですから、歯と顎が収まる前後的な空間が少なく、歯が前方に出がちですし、ガタガタに並びがちです。

日本人の歯の色はもともと黄みがかっており、肌も同じく黄みがかっているので、全体的に見るとさらに歯が黄みがかった印象になります。シェードガイドではA3〜A3.5という色が日本人の標準色です。

また、日本人の虫歯の多さは、先進国中でNO.1で、キシリトールで有名なフィンランドのむし歯率の2〜3倍です。(1999厚労省データ・一応最新データです)

以上、まとめると日本人の歯はガタガタで、黄ばんでいて、虫歯が多い。
・・・ということで日本人には審美的な問題が山積しているというわけです

以下が審美歯科で対応する項目です。

 

■八重歯

 チャームポイントの八重歯も、中国や西洋では不吉な歯として嫌われます。
特に歯への美意識が高い欧米では、親は子供の歯の矯正に時間とお金をかけます。良い家庭の子女は良い歯並びが条件なのです。

 

■「若返り」の秘訣

 笑った時口もとがキラリと光る・・・年を感じるワンショットです。やはり天然の歯に近い自然な色が一番です。昔とちがい、金歯が富の象徴にはなりません。

 

■健康なピンクの歯肉

 笑った時健康なピンクの歯グキが見えるのは良い感じですが、黒ずんでいたりするのは良い印象を与えません。

 

■年齢それぞれの歯のエステ

 歯のエステは若者だけの専売特許ではありません。年輩の方には、その年齢にふさわしい歯並びや色調があります。たとえ入れ歯でも、人に入れ歯と気づかれないほど、ぴったり合っていて、笑顔がとてもステキだったら、歯のエステとしては完璧です。

 

■歯の色についての悩み

 鏡で自分の歯の色を注意して見たことがありますか?歯の色も個人差や年齢による変化があるのです。でも歯が全て黒ずんでいたり、歯の面に茶褐色のスジがたくさんある時は、ドクターに相談してみましょう。簡単な治療で治ることが多々あります。

 

■歯の形と個性

 上の中切歯は自分の顔形を逆さにした物によく似ています。角張った顔の人は角張っていますし、丸顔の人は丸形です。歯にまでその人らしさがあらわれています。

 「歯をとびきり白くすること=審美歯科」と多くの方に解釈されているようですが、以上全部をひっくるめて審美歯科です。

 歯および歯肉の審美性、とりわけ上顎前歯部に関係するガイドラインは、多くの歯科文献で確立されていますが、みんなの顔がそれぞれ違い、目鼻立ちも皆違うわけですから、当然みながみな当てはまるわけではありません。

 治療を希望される患者様はそれぞれに対応したいろいろな方法があり、それぞれに利点、欠点がありますので、お気軽にご相談ください。

 痛いから駆け込むという今までの歯科からもう一歩進んだ審美歯科で、あなたも美しい笑顔を自分のものにしてみてはいかがでしょうか。

人間にとって歯は最強のパワーストーンではないでしょうか。

 今月もインプラント症例同様、“こんなんどうにもならんでしょう”というような難しい症例ドシドシお待ちしております。

では、また来月。

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

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