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今月のコラムです2008年5月のコラム

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「歯を削る歯医者、歯を抜く歯医者はどうなん?」です。

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こんにちは、岸川です。

微妙な日程のゴールデンウイークでしたが、スッパリ11日間お休みを頂きまして、充電完了。早速5月のコラムいきますね。

お題は“歯を削る歯医者、歯を抜く歯医者はどうなん?”です。

世間一般で、“あそこの歯医者で歯を削られた”“歯を抜かれた”ということはよく耳にしますが、“あそこの歯医者で歯を削ってもらった”“歯を抜いてもらった”ならまだしも、“あそこの歯医者で歯を削って頂いた”“歯を抜いて頂いた”なんてまず耳にしませんよね。盲腸や脳腫瘍なんかは、あの先生に“とられた”じゃなく、“とってもらった”“とって頂いた”といいますが、胃ガンや胃潰瘍で胃を取る場合は、“とってもらった”より、“とられた”という場合が多いですよね、歯の場合と似ていますよね。

“られた”という言葉からも、世間一般では被害を受けたような認識で決まっているようなことですが、痛みも無い歯を、歯医者が削ったり抜いたりするのは、なぜでしょう?

まず、虫歯には、停滞性のものと進行性のものとがあります。
停滞性のものならば放っておきますが、進行性のものならばどんどん内部に進み歯を破壊して行きますから、食い止めなくてはいけません。だから虫歯のところを削って修復するのです。次に、歯周病でも、全く理屈は同じです。歯周病というのは骨を破壊してくる疾患なのですが、その歯だけのことを考えるならば、“ダメになるまでもたせましょう”でいいかもしれません。
しかし、次第にその歯の周囲の骨(歯槽骨)が破壊されてくると、隣の歯を囲む歯槽骨も安泰ではなくなってしまいます。その歯自体は大丈夫だとしても、その歯の周りの骨は破壊されるわけですから、後々の入れ歯の安定に影響しますし、インプラントを考える場合でも骨が少なくなればなるほど植えるのが難しくなりますし、造骨の為の費用がかかってきます。

して、“歯を削る歯医者、歯を抜く歯医者はどうなん?”といわれれば、

削る場合には、どうして削るのか、どこまで削るのか、そしてどう処置するのか。
抜く場合には、どう言う状況にあって抜く必要があるのか、あるいは抜かなくてもいいものなのか、ということに関して、基準をちゃんと示せる歯科医は○(マル)でしょうし、基準を示して、患者さんに認識させることが出来る歯医者は、さらに○(2重マル)でしょう。
腕が良く・・・センスの良い治療が出来ると、さらにさらに○(花マル)なのは、言うまでもありませんが。(グ〜)

病気は、“患者さんの認識の程度に病み、認識の程度に治る”ものなのです。  
さあみなさん、花マルの歯医者さん、どこにいるか探してみて下さいナ。

今月も“何じゃこれ”というようなややこしい症例、沢山お待ちしております。

乱文休みボケ・・・乱文ということで、

では、また来月。

 

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

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