こんにちは、岸川です。
今月のお題は“全部歯が無い場合、歯はどう入る??”です。
先週全部歯が入って終了した代表的な2症例を提示します。
■ボーンアンカードブリッジタイプ
写真A1、A2、A3がビフォー。
歯周病の進行で歯茎が痩せてしまって、歯の長さが長〜いケースです。
写真A4、A5が口の中に入る新しい歯です。
これは取り外し式の入れ歯ではありません。ボーンアンカードブリッジといって、歯茎が痩せてしまって、歯の長さが長くなり過ぎ、歯肉を付けないとバランスの取れないケースに用います。
CTで骨のあるところを探しあててなんとか植えた上顎7本下顎6本のインプラントとはネジで連結固定します。既成の人工歯を使用するので重量を小さく出来るのと、歯が欠けた時の修理・交換が簡単なのが特徴です。
写真A6、A7、A8、A9が補綴物装着時です。
何でも食べられるそうです、いかがでしょうか。
■スーパー・ストラクチャータイプ
写真B1がビフォー。
歯茎は多少痩せてはいるが・・。
写真B2B3は上顎両側サイナスリフト(造骨)と、12本のインプラントを植えた状態。
写真B4B5は口の中に入る新しい歯です。
スーパー・ストラクチャータイプといって、歯肉を付けなくてもバランスが取れるケースに用います。装着時の写真は多忙で撮るのを忘れました、リコール時に忘れず撮りたいと思います。このケースは患者さんの希望によりメタルボンドで仕上げておりますが、先月のコラムにあったジルコニアオールセラミック(写真C1C2)で仕上げる方が値は張りますがベターです。ジルコニアオールセラミックは強度を備えながら重量を小さく出来るのと、とにかく綺麗なのが特徴です。
今月はこのへんで。
今月も難症例たくさんお待ちしております。
では、また来月。
PS. 院内歯科衛生士1名寿退職の為欠員が出る予定で募集中です。 経験より人柄重視です、宜しく御応募下さい。
岸川歯科 院長 岸川 裕
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